心念処

【読み方】
しんねんじょ

【概要】
心の中に生まれてくる現象の生・滅を観察する。

【解説】
心は無常であると観察する。
心は常にいろいろなこと考え、一瞬たりとも止まることなく変化し続けている。
心の状態（感情想念、貪欲、瞋恚、愚痴）を観察する。
・貪欲（どんよく）とは、執着、欲張り、貪り、等である。
・瞋恚（しんに）とは、怒り、憎しみ、恨み、等である。
・愚痴（ぐち）とは、妄想、怠け、無自覚、等である。
私は心が執着している、私は心が欲張っている、私は心に怒りがある、私は心に妄想がある、私は心に想念がある、これら心の状態について気づきながら観察する。

【瞑想法】
「私は心を感知して出息しよう」と学び、「私は心を感知して入息しよう」と学ぶ。

「私は心を満たしつつ出息しよう」と学び、「私は心を満たしつつ入息しよう」と学ぶ。

「私は心を統一しつつ出息しよう」と学び、「私は心を統一しつつ入息しよう」と学ぶ。

「私は心を解放させつつ出息しよう」と学び、「私は心を解放させつつ入息しよう」と学ぶ。